高尾山という、サンクチュアリ。

今日、高尾山に行ってきました。

高尾山は数年前、ミシュラン3つ星に認定された、日本有数のパワースポット。

そこに、女子二人を連れて散歩に出掛けました。

紹介します。

女子1号!母・立野晴子(通称はるさん)!

女子2号!姉・立野由紀(通称・ゆきたん)!

家族をあだ名で呼ぶのは、あれです。幼いときからのクセです。

二人とは僕の曲にも登場してもらったことがあるくらい仲が良いです。

さて、行きましたよ高尾山。

まずはリフトに乗って途中まで。調子に乗ってポーズをとりまくって写真を撮影していましたが、ふと横を見ると

杉、杉、杉…

よく見るとおやおや、たわわに花粉が実っているじゃあーりませんか。

もう家族三人花粉症ですからね、薬を10錠ほど飲んで行ってたんですけど、ダメでした。(最大一回に12錠ほど飲める薬を飲んでいます。ク ス リ ヅ ケ ☆)

しかし飲むのが遅かったのか、薬が効くよりも先にくしゃみが出始め、もう止まりませんでした。

スギ花粉の居城に飛び込んでいった、勇者・立野家一行の話をお聞きください。

リフトを降りてマスクをミッチリ装着し、山頂へ向けて歩き始めた一行。

すぐに街を一望出来るポイントにたどり着くと、スカイツリーまでしっかり見えました。いやー、山って雄大です。

山の神様ってこうやって街を見下ろしながら見守ってくれてるのかなぁと皆で語りながらどんどん先へ進みます。

さすが、サンクチュアリ(聖域)だけあって、身体、口、心から出る煩悩を浄化する石像が到るところに。

石像に車輪のようなものがついていてグルグルまわす。

そして唱える言葉があります。

「つきにーかたーどーられたーサンクチューアリ…」

あ、間違えた。

こっちです。これが本当。

「懺悔 懺悔 六根清浄…」

これを唱えながらグルグル廻すと煩悩が消えていくそうな。

到るところでグルグル、グルグル…。

「ざんげざんげ ろっこんしょうじょう…」

僕らがやっていると、それまでその辺で写真を撮りまくっていた外国の観光客の方も、グルグルし始めました。

そう、一緒にやろうよグルグル。

そして一行は先へ。高尾山の山頂付近には、薬王院というお寺があります。

そこで昼食。

なんと母がお弁当を作ってくれていました!これはサプライズでした。遠足で来たとき以来の高尾山でお弁当。(*^^*)

いやー、昔を思い出しました。はるさんありがとう。おにぎり、煮物、プチハンバーグ、美味しかったぜ!

そうして日に当たりながら食事をしていると不思議と、身体がリラックスしてきて心が開放的になるんですね。

なんか悪いものが抜けて優しい気持ちになれる、というか。

横を見ると、それまでの日々、激務に追われていた姉・ゆきたんもサンクチュアリの空気に当てられておにぎりを食べながら、『無』の境地に達していました。

母・はるさんはいつも通り「お腹いっぱい食べなさい。」と、おにぎりを優しく差し出してきました…。

なんだかスッキリするよサンクチュアリ。ありがとう。

さて、お弁当も食べ終わり出発。

薬王院では金運アップ、夢が叶うなど、お願い事が出来る場所が多々あり、お賽銭を入れ、お願い事を。

お金が沢山欲しい。

仕事でメチャメチャ売れるぞ。と。

「…これって煩悩じゃないの?

今まで煩悩振り落としてきたのに?」

と、ゆきたんが唐突に言い始めました。

が、ちょっと待て、と。

きっと、僕はこう思います。

薬王院にたどり着くまで煩悩をひたすら落とし、清められた身体から清らかな新たな願いをするんだろう、と。

一行は納得しました。

金が欲しい!!

と存分に願いました。

そのあとは山頂へ。雄大な山々が目の前に広がります。

あぁ、すごいなぁ…。

依然として止まない鼻水のことも忘れ、山と、雲の間から差す太陽の光を見つめていました。

雲の隙間から光がいくつもの筋になって見えるのを天使の階段?というんですか?

それがとても幻想的だった。

三人で30分くらい眺めて、心を洗い流して引き返してきました。

帰りはほぼ下りだったのであっという間でしたね。

どんどん寒くなり人通りもまばら。

下山したのは16:30くらいでした。

というわけで、立野家一行の高尾山ツアーは幕を閉じたのでした。

さすが、パワースポットだった。やはり心と身体が軽くなりますね。帰宅してからもスッキリしています。

皆さんも是非行ってみてくださいね!

ただし、スギ花粉にはご用心。

帰りのケーブルカーで乗り合わせた高尾山で働かれている職員の方が一言言っておりました。

おじさん「にっくきスギ花粉…」

心中お察しします。